離婚を考えたとき、誰に相談すればいいのか、どのように進めればいいのか分からず不安を感じる人は多いでしょう。
弁護士への相談を検討しても、費用の面でためらうことも少なくありません。
しかし、日本には無料で離婚相談ができる公的機関や専門窓口が複数存在 し、正しい情報を得ることで、適切な判断をすることが可能です。
本記事では、離婚相談を無料で受けられる窓口や、弁護士の選び方、相談前の準備・相談後の進め方 について詳しく解説します。
後悔のない選択をするために、まずは正しい知識を身につけましょう。
離婚相談を無料で受けられる相談窓口一覧

離婚を考えたとき、どこに相談すればよいのか迷う方も多いでしょう。
しかし、弁護士や公的機関の無料相談を活用すれば、費用をかけずに適切なアドバイスを得ることができます。
以下の表に、無料で離婚相談ができる主要な機関とその特徴をまとめました。
相談窓口 | 相談できる内容 | 無料範囲 | 受付時間・場所 |
法テラス | 法的アドバイス、調停・裁判の流れ、弁護士費用の立替制度 | 30分まで無料(収入要件あり) | 全国の法テラス窓口・電話・オンライン |
弁護士会の法律相談センター | 離婚の進め方、慰謝料請求、財産分与、親権問題 | 初回30分無料 | 各都道府県の弁護士会窓口 |
市区町村の無料法律相談 | 離婚手続き、調停・裁判の説明、書類作成 | 相談時間内は無料(要予約) | 市役所・区役所の相談窓口 |
家庭裁判所の家事相談室 | 調停の流れ、親権・養育費の決定方法 | 完全無料 | 全国の家庭裁判所 |
このように、多くの公的機関や弁護士が無料相談を提供 しています。
特に「法テラス」は、収入要件を満たせば、弁護士費用の立替え制度も利用可能です。
法テラス
法テラス(日本司法支援センター)は、国が運営する法的トラブルの相談窓口 です。
一定の収入要件を満たせば、無料で弁護士相談 を受けることができます。
さらに、弁護士費用の立て替え制度(民事法律扶助制度)もあるため、お金がない人でも法的支援を受けられる のが特徴です。
法テラスの利用条件
項目 | 条件 |
収入基準 | 月収182,000円以下(単身)※地域によって異なる |
資産基準 | 預貯金180万円以下(単身) |
相談時間 | 1回30分(最大3回まで無料) |
相談内容 | 離婚、慰謝料請求、財産分与、親権問題など |
【法テラスの利用手順】
- 電話またはオンラインで予約(0570-078374)
- 収入証明書類を提出(給与明細、源泉徴収票など)
- 弁護士との無料相談(1回30分)
- 必要に応じて民事法律扶助制度を利用(弁護士費用の分割払い)
💡 ポイント
✔ 収入要件を満たせば、裁判費用の立て替えも可能
✔ 相談内容が幅広く、全国どこからでも利用できる
弁護士会の法律相談センター
各都道府県にある「弁護士会の法律相談センター」では、弁護士が直接無料相談に応じる窓口 を提供しています。
法テラスと異なり、収入制限がない場合が多いため、誰でも利用しやすい のが特徴です。
弁護士会の法律相談センターの詳細
項目 | 内容 |
相談時間 | 30分~60分無料(地域による) |
相談対象 | 離婚問題、慰謝料請求、親権争い、財産分与など |
実施場所 | 各都道府県の弁護士会 |
予約方法 | 事前予約制(電話 or Web) |
💡 ポイント
✔ 全国各地に窓口あり! 各地域の弁護士が対応
✔ 予約が必要なため、事前に日程調整が必要
弁護士による市区町村の無料法律相談会
全国の市区町村では、定期的に無料の法律相談会 を開催しています。
多くの場合、自治体が主催し、地域の弁護士が対応 するため、地元に密着したサポートを受けられます。
弁護士による市区町村の無料法律相談会の特徴
項目 | 内容 |
実施頻度 | 月1~2回(市区町村による) |
相談時間 | 1回30分程度 |
相談可能内容 | 離婚手続き、養育費、親権問題、財産分与など |
予約の有無 | 要予約(役所に問い合わせ) |
費用 | 完全無料 |
【相談会の利用方法】
- 市区町村の広報誌やホームページで開催情報を確認
- 役所の窓口または電話で予約
- 当日、必要書類を持参して相談を受ける
💡 ポイント
✔ 自治体主催のため、安心して相談できる
✔ 費用が一切かからない(役所によっては回数制限あり)
行政書士
行政書士は、離婚に関連する書類作成や手続きのサポート を専門とする法律家です。
「離婚協議書」「公正証書」 などの文書作成を相談したい場合に適しています。
行政書士のサポート内容
サポート内容 | 詳細 |
離婚協議書の作成 | 夫婦間の取り決め(慰謝料・財産分与・親権)を文書化 |
公正証書の作成 | 養育費などの支払いを確実にするための書類作成 |
離婚手続きのサポート | 離婚届の提出や役所手続きのアドバイス |
💡 ポイント
✔ 法的文書の作成に強い!
✔ 弁護士より安価な費用で書類作成が可能
⚠ 注意点
行政書士は 法律相談や裁判対応はできない ため、紛争案件は弁護士へ相談が必要です。
家庭裁判所の家事相談室
家庭裁判所には「家事相談室」が設置されており、離婚調停や親権問題について無料でアドバイス を受けることができます。
裁判所の職員が対応するため、調停の流れや必要な書類について詳しく知ることができます。
家事相談室の概要
項目 | 内容 |
対象者 | 離婚調停を考えている人、親権問題で悩んでいる人 |
相談内容 | 調停の進め方、必要書類の説明、調停申立ての方法 |
利用料金 | 完全無料 |
実施場所 | 全国の家庭裁判所 |
予約方法 | 事前予約推奨(電話 or Web) |
💡 ポイント
✔ 調停を考えている人に最適!
✔ 完全無料で裁判所の職員が対応
⚠ 注意点
家庭裁判所の家事相談室は、法的なアドバイスは提供できない ため、具体的な法律相談は弁護士を利用する必要があります。
離婚相談ではどんな内容の相談ができる?

離婚を考えているけれど、「何を相談すればいいのかわからない」「どこまで無料で対応してもらえるのか不安」という人は多いです。
離婚相談では、単なる「離婚したいかどうか」だけでなく、財産分与、親権、養育費、慰謝料、離婚調停、裁判など多岐にわたる問題 について相談できます。
また、相談先によって対応できる範囲が異なる ため、自分の状況に合わせて適切な機関を選ぶことが重要です。
たとえば、
- 「離婚に向けた話し合いをしたいが、感情的になってしまい進まない」 → 調停 を検討
- 「財産分与や養育費について、法律的に正しい方法を知りたい」 → 弁護士に相談
- 「DVやモラハラを受けており、安全に離婚したい」 → 警察や女性相談センターに相談
このように、離婚相談では状況に応じて適切なアドバイスを受けることができます。
離婚調停とは?
離婚調停とは、夫婦間の話し合いがまとまらない場合に、家庭裁判所の調停委員を介して解決を目指す手続き です。
協議離婚(夫婦だけで話し合う方法)で解決できない場合、日本では「調停前置主義」により、まず離婚調停を行うことが義務付けられています。
離婚調停のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
夫婦が直接顔を合わせる必要がなく、冷静に話し合える | 1回の調停に1~2か月の期間が必要 |
調停委員が中立の立場で話を進めてくれる | 相手が協力しないと進まない |
弁護士なしでも手続きが可能 | 調停が不成立になると裁判へ進む可能性あり |
裁判より費用がかからない(収入印紙1,200円+郵送費) | 夫婦間の対立が激しい場合は、調停では解決できないこともある |
💡 ポイント
✔ 調停では、夫婦が直接顔を合わせることはないため、DV被害者でも安心
✔ 調停委員が間に入ることで、感情的にならずに話し合える
✔ 調停が成立すれば、調停調書が作成され、法的効力を持つ離婚合意が成立
離婚調停はどのような流れで行われるか?
離婚調停は、家庭裁判所を通じて行われる法的な話し合いの場 です。
手続きの流れを把握し、必要な準備をしておくことでスムーズに進めることができます。
離婚調停の具体的な流れ
- 調停の申し立て
- 家庭裁判所に「調停申立書」「戸籍謄本」を提出
- 申立人の居住地または相手の居住地の家庭裁判所で申し立て可能
- 調停期日の通知
- 裁判所から調停期日(初回)の通知が届く(通常1か月後)
- 第1回調停
- 夫婦は別々の待合室で待機し、調停委員と個別に面談
- 相手の言い分を聞きながら、双方が納得できる解決策を模索
- 調停の継続(平均3~6か月)
- 1~2か月ごとに調停が行われ、合意に向けて話し合い
- 調停成立 or 不成立
- 合意が得られれば「調停調書」が作成され、法的に離婚が成立
- 合意が得られなければ調停不成立となり、訴訟(裁判)へ進む
💡 ポイント
✔ 調停に3回連続で相手が欠席すると「調停不成立」となる
✔ 不成立の場合は、裁判離婚へ移行する可能性が高い
離婚相談で相談できる内容
離婚相談では、単に「離婚できるかどうか」だけではなく、財産分与、親権、養育費、慰謝料、調停の進め方、離婚後の生活設計 など、幅広い内容について専門家のアドバイスを受けることができます。
離婚は人生の大きな転機となるため、適切な知識を得ることで後悔のない選択が可能 になります。
ここでは、離婚相談でよくある相談内容を詳細に解説し、それぞれの対応策を紹介 します。
① 離婚手続きの進め方
離婚には、協議離婚・調停離婚・裁判離婚 の3つの方法があります。
どの方法を選ぶかによって、必要な手続きや時間、費用が大きく異なります。
離婚の種類 | 手続き内容 | 必要な書類 | 期間 | 費用 |
協議離婚 | 夫婦間で合意し、役所に離婚届を提出 | 離婚届・戸籍謄本 | 数日~数週間 | ほぼ無料 |
調停離婚 | 家庭裁判所の調停を経て合意 | 調停申立書・戸籍謄本 | 平均3~6か月 | 収入印紙1,200円+郵送費 |
裁判離婚 | 裁判所で争い、判決により離婚成立 | 訴状・証拠資料 | 1年以上 | 弁護士費用50万~200万円 |
💡 ポイント
✔ 夫婦間で話し合いがまとまるなら協議離婚が最もスムーズ
✔ 相手が応じない場合は調停を申し立てる
✔ 調停が不成立の場合は、裁判に進むことを検討
② 財産分与(共有財産の分け方)
財産分与とは、婚姻期間中に夫婦で築いた財産を公平に分けること を指します。
一般的には2分の1ずつ分ける のが基本ですが、寄与度や特別な事情により分配が変わることもあります。
財産の種類 | 分与対象になるか? | 備考 |
預貯金 | 〇 | 夫婦の共有財産なら対象 |
不動産 | 〇 | ローンの有無、持ち分割合で変動 |
車・家財 | 〇 | 夫婦の共同購入なら分与対象 |
年金 | 〇 | 厚生年金は「年金分割制度」あり |
結婚前の貯金 | × | 特有財産として分与対象外 |
相続・贈与財産 | × | 相続財産は夫婦共有とならない |
💡 ポイント
✔ 特に不動産の分与は、売却・持ち分割合の調整など慎重に進める
✔ 年金分割を行う場合は「合意分割」と「3号分割」のどちらが適用されるか確認
✔ 財産分与の内容を公正証書にしておくと、後のトラブルを防げる
③ 親権・養育費の決定
離婚時に未成年の子どもがいる場合、親権をどちらが持つか決める必要 があります。
日本では、母親が親権を持つケースが約8割 ですが、父親が監護権を持つ場合もあります。
親権争いのポイント | 内容 |
子どもの福祉が最優先 | 親の都合よりも、子どもが安定した生活を送れるかが重視される |
監護実績が重視される | すでにどちらが子どもを養育しているかが重要 |
兄弟を分けない方が良い | 兄弟は基本的に同じ親権者のもとにするのが望ましい |
経済力だけでは決まらない | 収入よりも、子どもとの関係性や生活環境が優先 |
また、養育費は親権を持たない親が支払う義務がある ため、金額をしっかり決めておくことが重要です。
養育費の相場(子1人の場合) | 年収400万円 | 年収600万円 | 年収800万円 |
義務者(支払う側)の年収 | 400万円 | 600万円 | 800万円 |
受給者(受け取る側)の年収 200万円 | 2~4万円/月 | 4~6万円/月 | 6~8万円/月 |
受給者(受け取る側)の年収 0円 | 4~6万円/月 | 6~8万円/月 | 8~10万円/月 |
💡 ポイント
✔ 養育費の取り決めは「公正証書」に残しておくと支払いの強制力が高まる
✔ 支払いが滞った場合は家庭裁判所を通じて強制執行が可能
④ 慰謝料請求(不倫・DVなどの損害賠償)
不倫やDVなど、離婚原因に対して責任がある場合、慰謝料を請求することが可能 です。
慰謝料の相場はケースによって異なります。
慰謝料の種類 | 相場(円) | 主な証拠 |
不倫慰謝料 | 100万~300万円 | ライン・メール、ホテルの領収書、探偵の報告書 |
DV慰謝料 | 100万~500万円 | 医師の診断書、警察への被害届 |
婚約破棄 | 50万~200万円 | 婚約指輪のレシート、式場キャンセル料 |
💡 ポイント
✔ 不倫慰謝料は「配偶者」と「不倫相手」の両方に請求可能
✔ DVがある場合は慰謝料請求だけでなく「保護命令」の申請も検討
⑤ 婚姻費用(別居中の生活費)
離婚前に別居する場合、収入の少ない配偶者が生活に困らないよう、婚姻費用を請求できる ことを知っておきましょう。
これは離婚成立前の段階でも請求可能です。
婚姻費用の相場(月額) | 年収400万円 | 年収600万円 | 年収800万円 |
義務者(支払う側)の年収 | 400万円 | 600万円 | 800万円 |
受給者(受け取る側)の年収 200万円 | 4~6万円 | 6~8万円 | 8~10万円 |
💡 ポイント
✔ 婚姻費用分担調停を申し立てることで、強制的に支払いを求められる
✔ 支払いを拒否された場合は、給与差し押さえも可能
このように、離婚相談では多岐にわたる内容を相談することが可能 です。
問題に応じて適切な専門家に相談し、法的に有利な条件で離婚を進めることが重要 になります。
離婚の無料相談で弁護士を選ぶときの注意点

離婚問題をスムーズに解決するために、弁護士に相談することは非常に有効 です。
しかし、「どの弁護士に相談すればいいのかわからない」「無料相談を利用したいけれど、どこまで対応してもらえるの?」と悩む方も多いでしょう。
無料相談を活用して適切な弁護士を選ぶためには、以下のポイントを押さえることが重要 です。
✅ 離婚に強い弁護士かどうかを見極める
✅ 無料相談の時間・範囲を事前に確認する
✅ 費用の見積もりを明確にしてもらう
✅ 相性の良い弁護士を選ぶ
ここでは、無料相談を上手に活用し、最適な弁護士を選ぶための具体的な方法 を解説します。
離婚問題に強い弁護士を選ぶ方法
弁護士にはさまざまな専門分野があります。
企業法務、刑事事件、交通事故、相続など、多岐にわたる分野があるため、離婚問題に強い弁護士を選ぶことが最優先 です。
離婚専門の弁護士を見極めるチェックポイント
チェックポイント | 確認方法 |
公式サイトに離婚問題の実績があるか | 「離婚専門」「離婚に強い」などの記載があるか |
離婚調停や裁判の経験が豊富か | 過去の離婚案件数や解決実績を掲載しているか |
慰謝料請求・親権争い・財産分与など対応範囲が広いか | 具体的な解決事例を紹介しているか |
無料相談の内容が充実しているか | 相談時間や相談可能範囲が広いか |
口コミや評判が良いか | Googleレビュー、弁護士ドットコムなどの評価をチェック |
💡 ポイント
✔ 「離婚専門」の弁護士を選ぶとスムーズに進む
✔ 経験豊富な弁護士なら、調停や裁判でも有利に進められる
✔ 対応可能な範囲を事前にチェックし、自分のケースに合った弁護士を選ぶ
無料相談で何を確認すべきか?
無料相談を利用する際には、「何を聞くべきか」 を明確にしておくことが大切です。
相談時間が限られているため、事前に質問リストを用意しておくと効率的 です。
無料相談で確認すべき7つのポイント
項目 | 質問例 |
離婚の進め方 | 私のケースでは協議離婚・調停・裁判のどれが適切ですか? |
弁護士費用の見積もり | 調停や裁判に進んだ場合、弁護士費用はいくらかかりますか? |
慰謝料や財産分与の可能性 | 私の状況で慰謝料は請求できますか? 財産分与の割合は? |
親権・養育費について | 親権を得るために何が必要ですか? 養育費の相場は? |
調停や裁判の見通し | 調停が不成立になった場合、裁判で勝てる可能性は? |
弁護士の対応方針 | 私の希望に沿った対応をしてもらえますか? |
進め方のアドバイス | これから何を準備すればいいですか? |
💡 ポイント
✔ 相談時間が限られているので、優先順位をつけて質問する
✔ 費用については明確な見積もりを出してもらう
✔ 弁護士の対応方針が自分の希望と合っているかを確認する
無料相談を受けた後にやるべきこと
無料相談を受けた後は、弁護士に依頼するかどうかを決めることになります。
そのために、以下の点を整理して判断しましょう。
無料相談後にチェックすべきポイント
✅ 相談内容を振り返り、弁護士の説明がわかりやすかったか
✅ 費用の見積もりが明確で納得できる内容だったか
✅ 自分の意向を尊重し、希望に沿ったサポートをしてくれるか
✅ 他の弁護士とも比較してみる
💡 ポイント
✔ 「この弁護士に任せたい!」と思えるかが重要
✔ 複数の弁護士と無料相談を行い、比較検討するのがおすすめ
✔ 納得できるまでじっくり検討し、慎重に決める
弁護士費用の相場と費用を抑える方法
弁護士に依頼する場合、気になるのが費用 ですよね。
離婚案件の弁護士費用はケースによって異なりますが、以下の相場を把握しておくことで適正価格かどうか判断しやすくなります。
離婚弁護士の費用相場(目安)
項目 | 費用相場 |
離婚協議(話し合いのみ) | 30万~50万円 |
離婚調停(家庭裁判所での話し合い) | 40万~80万円 |
離婚裁判(裁判所での争い) | 80万~200万円 |
慰謝料請求の代理交渉 | 20万~50万円 |
財産分与の代理交渉 | 30万~100万円 |
費用を抑える方法
1️⃣ 法テラスを活用する(一定の収入以下なら弁護士費用を立替払いしてもらえる)
2️⃣ 初回無料相談を活用し、複数の弁護士を比較する
3️⃣ 「着手金ゼロ」の弁護士を探す(成功報酬型の弁護士もいる)
4️⃣ 法律扶助制度や市区町村の法律相談を利用する
💡 ポイント
✔ 費用は弁護士によって大きく異なるため、必ず見積もりを取る
✔ 無料相談を複数回受けて、最適な弁護士を選ぶ
✔ 法テラスを利用すれば、分割払いも可能
離婚の無料相談を活用することで、離婚問題に強い弁護士を見極め、納得できる選択ができるようになります。
事前に質問をまとめ、弁護士の経験や費用、対応方針を比較しながら、自分に合った弁護士を選びましょう。
離婚相談をする際のポイントと注意点

離婚相談をスムーズに進めるためには、事前の準備・適切な相談先の選択・相談後の対応 が重要です。
「何を準備すればいいの?」「どこに相談するのがベスト?」「相談後の流れは?」と不安に感じる方も多いでしょう。
ここでは、離婚相談を成功させるための3つのポイント を詳しく解説します。
✅ 相談前に準備しておくべきこと
✅ 相談内容に応じた適切な機関の選び方
✅ 相談後にやるべきこと(具体的なアクションプラン)
相談前に準備すべきこと
離婚相談をスムーズに進めるためには、事前に情報を整理し、必要な資料を用意しておくことが大切 です。
特に、法的なアドバイスを受ける場合、相談時間が限られているため、必要な情報をまとめておくことで効率的に相談できます。
相談前に準備すべき5つのポイント
項目 | 内容 |
結婚生活の経緯メモ | いつ結婚し、どのような問題が発生したのかを時系列で整理 |
財産リストの作成 | 預貯金、住宅ローン、車、保険、投資などを一覧化 |
子どもの生活状況 | 学校、生活環境、親権や養育費の希望を明確にする |
相手の不貞・DVの証拠 | メール、LINE、診断書、探偵の報告書、録音データなど |
今後の希望を整理 | 離婚後の生活設計、慰謝料請求の有無、財産分与の希望 |
💡 ポイント
✔ 弁護士や公的機関の相談は時間が限られているため、要点をまとめておくことが重要
✔ 証拠がないと慰謝料請求や親権争いが不利になるため、事前に証拠を整理しておく
✔ 財産分与や養育費の取り決めは、公正証書にしておくと安心
相談相手に適した機関を選ぶコツ
離婚相談と一口に言っても、相談内容によって適切な相談先が異なります。
「どこに相談するのがベスト?」と悩んでいる方は、以下の表を参考にしてみてください。
離婚相談の目的別に最適な相談先を選ぶ
相談内容 | 適した相談先 | 費用 |
離婚の進め方を知りたい | 法テラス・弁護士会の無料相談 | 無料(30分~1時間) |
財産分与・養育費について相談したい | 離婚専門の弁護士 | 30分無料~有料相談(5,000円~) |
親権・面会交流の問題を解決したい | 家庭裁判所の家事相談室 | 無料 |
調停・裁判を検討している | 法テラス・家庭裁判所 | 無料(収入要件あり) |
DVやモラハラに関する相談 | 女性相談センター・警察相談窓口 | 無料 |
心理的なケアを受けたい | 離婚カウンセラー・NPO団体 | 無料~5,000円程度 |
💡 ポイント
✔ 法律的な問題なら「弁護士」や「法テラス」に相談
✔ 親権や養育費の話し合いは「家庭裁判所」や「家事相談室」を利用
✔ DVやモラハラの場合は「女性相談センター」や「警察」に相談し、安全確保が最優先
相談後にやるべきこと
相談を受けた後は、「何をすべきか」が明確になっていないと、結局何も進まない…ということになりがちです。
離婚の準備を進めるために、相談後にやるべきアクションプランを整理しておきましょう。
離婚相談後に取るべきステップ
ステップ | 具体的なアクション |
① 相談内容を整理する | メモを見直し、次のステップを明確にする |
② 必要書類を準備する | 戸籍謄本、財産リスト、養育費の計算書類など |
③ 相手との話し合いを進める | 弁護士を交えて交渉するか、直接話し合うかを決める |
④ 離婚協議書・公正証書を作成する | 財産分与・養育費・親権などを書面化し、トラブルを防ぐ |
⑤ 調停や裁判を視野に入れる | 話し合いがまとまらない場合は、調停・裁判を検討 |
💡 ポイント
✔ 相談後はすぐに行動に移すことが大切!具体的なステップを決めて進める
✔ 相手と話し合う前に「弁護士や公的機関のアドバイス」をもとに準備する
✔ 離婚協議書や公正証書を作成し、将来的なトラブルを防ぐ
離婚相談を成功させるためには、事前準備・適切な相談先の選択・相談後のアクションプラン が重要です。
✅ 相談前に必要な書類や情報を整理し、スムーズに相談を進める
✅ 相談内容に応じた適切な機関を選び、専門的なアドバイスを受ける
✅ 相談後はすぐに行動に移し、離婚の準備を着実に進める
離婚は人生の大きな決断だからこそ、焦らず、適切な知識を持って進めることが大切 です。
無料相談を上手に活用し、後悔のない選択をしていきましょう。
まとめ|離婚相談を活用し、後悔のない選択をするために

離婚は人生において大きな決断です。感情的になりやすい問題だからこそ、正しい情報を得て冷静に判断することが重要 です。
本記事では、離婚相談の無料窓口、弁護士の選び方、相談前の準備、相談後の進め方について詳しく解説しました。
改めて、離婚相談を活用する上での重要なポイントを整理します。
- 無料相談を活用し、専門家のアドバイスを受ける
- 相談前に必要な書類や情報を整理し、スムーズに進める
- 相談先を慎重に選び、適切な機関・弁護士に依頼する
- 相談後は具体的なアクションを起こし、計画的に離婚を進める
離婚後の生活設計や子どもの将来も見据え、できる限り冷静に最善の道を選びましょう。
無料相談をうまく活用し、後悔のない決断をすることが大切です。